<イザベル・アジャーニ特集>   
  

 日本一のインドア男がお送りする「映画で夜更かし」でございます。振り返ると、ここ数年女性には全く縁がないなと実感しております。それは僕が内気なせいなのです。お先にどうぞ。そんなときアジャーニのような女性が接近してきたら要注意ですぞ。どんな目にあうかわかったもんじゃござんせん。今回は私が観たアジャーニの映画全部たれ流し。

・『アデルの恋の物語』 (1975・仏) 制作・監督 フランソワ・トリュフォー

 妖精アジャーニ、フランス映画史上最高の女優と呼ばれることとなった作品。「レ・ミゼラブル」で有名なビクトル・ユーゴーの次女、アデルの半生を描いたものです。片想いの男性を追いかけて、遠くへ行ってもついていく。あなただけが私の生きがい。でもそれだけでは食っていけません。お父さんからの仕送りが頼り。売れない役者もそう。芝居だけじゃ食っていけない。バイトで稼ぐお金が頼り。それがなくなると精神が不安定になります。アデルもそうです。おかわいそうに。今ではストーカーで片付けられてしまう。この作品が彼女のベストムービーだと思うのは私だけでしょうか?後の作品は同レベルかそれ以下・・・

『ザ・ドライバー』 (1978・米) 監督 ウォルター・ヒル

 ほらまた出てきましたよ、ウォルター・ヒル。レンタルビデオに行ったらこの名前をお探しなさい。監督の依頼により、渡米したアジャーニ。英会話の猛特訓を受けてアメリカ女になりきったのは有名な話。でもあまり出番はない。しかし要所にエレガントなギャンブラーぶりをみせる。それが作品を引き締めていることは確か。タイトルどおりカーアクションの映画だからね。

・『ブロンテ姉妹』 (1978・仏) 監督・脚本 アンドレ・テシネ

 「嵐が丘」「アグネス・レイ」などの名作を次々と生み出した三姉妹のお話。一応私大学は英語学を勉強していたので英米文学は詳しいはずなんですけども・・・スミマセン。「嵐が丘」は知ってますよ。後は・・・

ノスフェラトゥ』 (1979・西独) 制作・監督・脚本 ヴェルナー・ヘルツォーク

 先頃、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』で取り上げられましたね。あれは1922年のムルナウのものですが、これはそのリメイク。吸血鬼ものですが、ベラ・ルゴシのようなものではなく、血生臭くもない。これぞゴシックホラーの最高峰!観て損はなし。

・『ポゼッション』 (1980・仏=西独) 監督 アンジェイ・ズラウスキー

 気持ち悪くなってくる映画。そして訳がわからない映画。あなたならどうする?単身赴任で離れていてようやく戻ってみたらそっけない妻がそこに いる。もしや浮気かなと疑って、探偵に調べさせると・・・これが相手かよ!ってな具合。わっかるかなー、わっかんねーだろーな。体調が万全の時に観てください。

・『殺意の夏』 (1983・仏) 監督 ジャン・ベッケル

 最初にいったように平凡な男にこんなきれいな女性がくっつくとろくなことは起きません。随所に官能的な誘いをかけるアジャーニ。それに引っかかる男ども。いやはやなんとも。

サブウエイ』 (1983・仏 リュック・ベッソン監督

 もうずいぶん前に観たんだよな、これ。アジャーニを最初に見た。えらいベッピンさんやなと思った。細かい中身は忘れてしまったが、一言もしゃべらずドラムをたたくジャン・レノとローラースケートで走り回るジャン=ユーグ・アングラードは覚えている。そしてリシャール・ボーランジェに惚れた。近々特集したいとおもいます。

・『イシュタール』 (1987・米) 監督・脚本 エレイン・メイ

 これは観ちゃだめよ。ダスティン・ホフマン、ウォーレン・ビーティーと共演!と期待してみたらドッチラケ。なんでアジャーニがこんな映画の出演を引き受けたのか理解に苦しむ。

カミーユ・クローデル』 (1988・仏) 監督・脚本 ブリュノ・ニュイッテン

 「考える人」はみなさん知ってますよね。ロダンの作品。その恋人だったクローデルの半生。女性差別に立ち向かうクローデル。それはアジャーニ自信でもあるのかもしれない。「入ろうか辞めようか考え中」とかパロってる場合じゃないよ。
    
 たまにはフランス映画を観てみるのもいいんじゃないでしょうか?そして淋しい12月を過ごすあなた!アジャーニで妄想にふけりましょう。(ナニ、イヤラシイ?ソリャシカタネェベサ。)彼女の魅力は目です。あの目。そして笑顔は似合いません。きっと見すえた時の顔。グッド・センセイション!

(2001.12) 

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