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誰が読むのか、そして観るのか?行き先不明のまま始まりました。「映画で夜更かし」。まず第一回男優編は、「なぜこの人なの?わかんなーい。」という方々を無視しましてのウィレム・デフォー特集でございます。
・『ストリート・オブ・ファイヤー』(1984・米) 監督・ウォルター・ヒル
デフォー入門はこれがいいんではないでしょうか?悪党レイベン役なんですけども、ウッチャンナンチャンの「やるならやらねば」でナンチャンがこのキャラをやってたのを覚えていますか?何回も殴られても立ち向かってゆき、そして最後にオカマになるという落ちだったと思うけど・・・・。まさにこの役本当に殴られっぱなしなんですよねぇ、マイケル・パレに。未来劇場時代にマイケル・パレにあこがれている役者がいたんですけども、この映画を何回も観たと自慢していたのを思い出します。でもマイケル・パレって・・・。本当オススメです。ダイアン・レインがマドンナ的配役というのも時代を感じますね。この映画が気に入ったらウォルター・ヒルの監督作品を探してみるのも手ですよ。アクションもののコーナーに必ずあるはずです。
・『L.A.大捜査線ー狼たちの街』(1985・米) 監督・ウィリアム・フリードキン
蒼白の悪党で脚光を浴びれば、悪役が続きます。この役は偽札造りの男。冒頭の偽札を造る手際がかっこいいです。全体的には刑事役のウイリアム・L・ピーターセンのハチャメチャぶりの方がすごくてやや影が薄くなってしまっているのは否めませんが、作品としては痛快アクションの佳作といったところです。
ウィレム・デフォーの名を知らしめた彼の出世作。トム・べレンジャー扮する隊長の策略でひとり敵の一斉射撃にあってしまう。両手を挙げて天を仰ぎ倒れていくシーンは当時マネをした人が三歩進めば二人いるくらいのものでした。(ナニ、言いすぎ?)ベトナム戦争の話ですが、同じことをまた繰り返さないよう願う今日この頃です。
・『サイゴン』(1988・米) 監督・アラン・バーネット
悪役スタートだったデフォーが『プラトーン』を境に善役へと転進する。捜査官役。凶器をおさえた彼の演技にちょいと物足りなさを感じますが、かっこいいので帳消しってところですかね。ストーリーはスリル、サスペンス&ミステリーです。
・『ミシシッピー・バーニング』(1988・米) 監督・アラン・パーカー
『サイゴン』同様にFBIの捜査官役。共演のジーン・ハックマンによると、デフォーにとってやりにくかった役らしい。(私が直接聞いたわけではないんですけどもね。)彼には生真面目な役はあまり似合わないんですよ 、結局は。この作品は以前までのアクション映画よりではなく重ーい社会派ドラマ。黒人差別の問題を扱ったものです。本当にどうしてここまでといった感じです。仲良くしましょうよ。これは観ておくべき映画です。
・『最後の誘惑』(1988・米) 監督・マーチン・スコセッシ
極めつけはイエス様になっちゃいます。一つの作品としても十分楽しめますが、聖書をいくらか理解していると深みが増すかもしれません。ちょっと難しいかな。
というわけで、いかかでしたでしょうかもねぇもんだ。初期の作品を集めてみたんですけども。インパクトのあるキャラクターを演じてしまうとそのイメージを払拭するのは相当困難なんですよね。この頃のデフォーはそれとの格闘の時期だったような気がします。その脱出作が『最後の誘惑』だと思うのですが。
最近やっていた『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』観たかったんですが残念ながら未見です。『ノスフェラトゥ』のお話ということでとても興味があったんですが・・・そんなわけで、『ノスフェラトゥ』つながりで次回は女優編イザベル・アジャーニ特集です。