「新聞は一軒に一部」・・・もとい「百聞は一見に如かず」と申します。「あれはいい ねぇ。」「えー、本当?そんなにいいの。全然わからない世界だから、ちょっと・・・」と気後れしていいるうちにもう二度とお目にかかることができなくなっ てしまうことは多々あります。やはり自分の眼でしっかりと焼き付けたいものが沢山あるわけでして。そんな映像や音楽、演劇等で気になる方々を生で、 LIVEで観ようというこの企画。さて今回は・・

逢いたかったよ〜♪

 2008年(平成20年)、この年の私の目標は「何かできるを見つける」ということでございました。現状のままでは絶対いかんぞと手話検定を受けてみたり、農業体験をしたりと、ここではないどこかを捜し求めてみましたんです。それを踏まえて来年はもう少し具体的に動けそうかなと思っておる次第。しかしながら、未だに独り者。今年こそと頑張ってみたのですが・・・そんな寂しい心の隙間を埋めるべくまたしても憧れの方にあってきました!

2008年12月1日 懐かしの映画上映会&トークショー
 「日本橋」&淡島千景のトークショー

 わが町、豊島区では「出演者と観る懐かしの映画上映会」を毎年やっておりまして、今年で8回目だそうです。今回は市川崑監督「日本橋」(大映・1956年)を上映いたしました。そして終演後はなんと淡島千景さんトークショー!これは女房を質に入れても観に行かなあきまへんで!(いないけど)。
でも平日13時から・・・ウワッチャ仕事だ・・・ なんて関係ないね!ってなことで有給休暇をとり行ってまいりました!

 前売りを買ったものの、全席自由。これはもしや席の奪い合いになるのでは!と早めに行ってみましたんですが、サワサワサワと穏やかな集まり方でした。やはり予想していた通り、お客さんはその年代のおじいさん、おばあさん。私と同年代は皆無で並んで待っている有様は完全に浮いていました。隣のおばあさんが今回のチラシをみて
「コレ、抽選で何かもらえるってかいてあるわ」
するとおじいさんが「そう、映画が始まるのが13時半だって。」
「はあ、そうなの。」
とまったく会話がかみ合ってなくて大丈夫かしら?と脇で見つつ開演を待ちました。

 出演は淡島さんと山本富士子さんの競演、そしてまだ若い若尾文子さんら。やはり淡島さん最高でした。作品は初期ながらも市川 崑の世界が この時点で垣間見れました。

 そして休憩を挟んでお待ちかねのトークショー!サプライズがありまして、進行役が久保明さんでした。と言っても知らない方はハテ?ということになりましょうが東宝映画で活躍した俳優さんです。スモール・サークル・オブ・フレンズのM氏に聞いたところによると 東宝怪獣・SF映画が好きな方にはたまらないだろうということでした。そしてもう一人石浜朗さんもご参加。実はこのお二人日本映画俳優協会の上層部の方。ということで。聞き手に映画評論家の方が加わりスタート。なのですが、この評論家さん、何を血迷ったのか質問することがテンデバラバラで全く的を得ず。聞いているこっちはイライラし通しでした。松竹の小津映画のことなど聞きたかったのに。知ったかぶっているだけで淡島さん、そして映画にLOVEを感じられませんでした。でもさすが淡島さん、全くぶれずハキハキと対応しておられまして、84歳にはみえないお元気さにすごく嬉しくなりました。

 そして全て終わり、皆さんお帰りだよ!でも私にはまだやり残したことがあるのだ。そう、淡島千景さんのサインをもらうのだ!駄目もとで係りの人に「あのぅ、淡島さんにサインをお願いしたいのですが・・・」とたずねると
「私にはわからないので、直接楽屋に行って聞いてみてください。」
え”〜っ!いいんですか〜?ま、ここは一発勝負ということで楽屋に直行。そして同じ事をたずねると
「担当者に聞いていただけますか?」
「担当者ってどなたですか?」
「この人。」
と指差す先は石浜さん。おっといきなり上層部!
「あのう、淡島さんにサインをお願いしたいのですが・・・」
と持参した女優名鑑を差し出すとそこに淡島さんがやってきた!
「この人がサインを欲しいと言ってるんですが。」とかけあってくれた。
するといやな顔もせず、いただきました!そして握手もしていただきました。透き通るような白い手!忘れません!石浜さんも良かったねというような笑みを私にしてくれました。本当は石浜さん、久保さんのも欲しかったのですがもうそこまでお願いする余裕はありませんでした。残念ですが、感謝です。

(2008.12.15)